桐たんすに込められた想いを大切に

着物用すきま収納にアレンジ

 嫁入り道具だった和箪笥がコンパクトなすきま収納に再生されました。

 元はお客様の嫁入り道具の箪笥の一つでした。着物がたくさん入るいわゆる和箪笥。

 新居の隙間収納に合わせてコンパクトに作り替えました。

 左右二台に分かれているのですが、箪笥の材のみで再生しているので材料の制約からデザインが異なる二つに生まれ変わりました。

 一つは元の箪笥の特徴であった四方胴丸(本体の上下の角四か所が丸めてあり、厚み方向にも丸めてあるデザイン)を生かしたもの。もう一つは角は丸めず、胴丸だけを生かしたものに。

 さらに台輪の中にはキャスターが隠されていて、台輪についた取手をもって前後に転がすことが出来るようになっています。普段はすきま収納の奥に置いていて、着物を着るときには手前に容易に引き出して使用するというお客様のこだわりポイントです。

【サイズ】
W:1120 H400 D:450 ㎜
【塗装】
オイルフィニッシュ