ピカピカのカラフルな塗装が施されたチェストですが、これも桐箪笥の一つです。
普段は伝統的な桐箪笥を現代風にアレンジすると言うことをしていますが、今回は現代風のチェストをさらにアレンジするという新しい試みでした。
お客様は引っ越しに伴い、スペースの都合で間口を半分にすることと、インテリアに合わせて白に塗り替えというご要望でした。
伝統的なデザインの桐箪笥と異なり、引き出し周りの作りが複雑で、半分に割る際は非常に気を遣いました。そして本体の四角がアール(四方丸)で収めなければなりません。丈夫なウレタン塗装で木地が見えない不安と戦いながら形にします。
仕上げは白のウレタンで鏡面仕上げです。つぎはぎ部分も塗装で綺麗に一体化しました。
ウレタン塗装は弊社では難しいので外注に出します。今回は木地の造作技術よりも、塗装屋さんの最終仕上げ技術に軍配が上がったような再生でした。
このようにウレタン塗装の桐チェストでも再生可能という実績を積むいい機会となりました。塗装屋さん、お客様、ありがとうございました。
【寸法】 W:1060→530 H:1350 D:450(mm)
【塗装】ウレタン塗装