桐たんすに込められた想いを大切に

床板をTV台に再生

古民家の床板をTV台に改造

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仏壇に再生 と同じく解体されることになった築100年以上の生家の形見として再生のご依頼をお受けいたしました。

 もとは床の間の床板(とこいた)と、床框(ちこがまち)です。どちらも立派な欅(ケヤキ)が使われていて、ずっしりと重みがありました。

 一度リフォームで取り外されてから長いこと保管されていたので煤や土汚れはついていましたが、洗って磨けばきれいになりました。

 床板には大小様々な生活傷やシミがありましたが、お客様の希望もあり、全くそのまま軽く研磨して塗装することにしました。

 床框が組まれていたホゾ部分もそのまま生かし、壁に入っていて釘が打たれていた部分のみ切り落とし、仕上げました。

 床框から作った脚を結ぶ貫(ぬき)だけは新材で補いました。

 天板となる床板はひどく反り返っていて、どう脚と連結させようか悩みましたが、連結部分のみ等距離となるように局所のみ掘り、真鍮パイプとジョイント金具で連結させました。

 塗装は欅の重厚感と、表情が引き立つようにオイルワックスで仕上げました。

 目の当たりにしたお客様は、目に涙を浮かべて言葉を詰まらせながら、当時のことを思い出しました、とおっしゃったのを未だに忘れられません。

 天板に残った傷やシミを見て幼いころの生家での生活を思い出されたのです。こちらまで感極まってしまいました。

 再生は、ものを修理したり作り替えるだけでなく、人の想いを紡ぐ役割があるのだと改めて実感しました。素敵な機微に触れさせていただきありがとうございました。

【サイズ】W:1620 H:440 D:570 (mm)
【塗装】オイルワックス仕上げ